無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2017-09-23から1日間の記事一覧

あと10410日

思えばたった半世紀前のことだが、若い頃を過ごした島の風景も、島の人たちの日常も学校も寮生活も何もかもすっかり変わってしまって、今では隔世の感がある。わしらが入学して住み始めた、木造モルタル造りの古い学生寮は10人部屋で、寝るスペースとして…