無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2018-08-27から1日間の記事一覧

あと10072日

昭和48年の4月のある日、21歳だったわしは浜松町で山手線を降りて、大きな荷物を担いで徒歩で竹芝桟橋へ向かった。3か月の日立造船向島工場での実習を終えて、やっと船に乗れる嬉しさに、高揚した気分で竹芝桟橋に到着した。向かい側には晴海埠頭があ…