無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10863日

 近頃イギリスのEU脱退が決定して為替や株価が大きく変動している。イギリスが脱退したらなぜ円高になるのか、なぜ日経平均が暴落するのか、なんだかんだ理由付けをしているが、わしにはよくわからん。結局言っとる事は、風が吹いたら桶屋が儲かるというのとたいして変らんような気もするが。学者や評論家などという職業人は、間違っても謝罪する必要も無いし、損害賠償を請求される事も無い、気楽な稼業ではあるな。

 イギリスといえば「揺りかごから墓場まで」といわれる社会保障制度が有名だったな。中学校の教科書で読んだのを覚えているが、わしも子供だったんで実感がわかなかった。そのイギリスもいまでは移民が増えすぎて惨憺たる状況のようだが、この失敗例をみても、まだ移民を入れようとしている経団連の一部なんぞ、わしには自分の目先の利益しか頭に無い売国奴としかみえないがな。日本の国柄を変えてしまうかもしれない重要な問題であるんだから、国民に「人口減って貧乏になるけどそれでもいいですか。」くらいは尋ねてくれよな。わしなら「それで結構、日本人だけでがんばりましょう。」と答えるな。つい最近まで貧乏だったんだから、どうということはない。昭和40年代前半の生活ができれば十分だ。