無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10836日

 ポケモンGOが日本でも公開されて使えるようになったが、いやすごいことになってきたな。うちのまわりをしばらく観察していても、スマホを片手に 持って自転車で走り回っているのがたくさんいたぞ。かく言うわしも新しいものには興味があるのでさっそくインストールしてみた。昨日は長男が来たので、まだやってないだろうと思って聞いてみると、すでにポケモンを何匹かつかまえていたし、ゲームのルールや方法など、夫婦でやたら詳しかったな。しかし、2日 前まで歩きスマホ追放とか自転車スマホ道交法違反などと言っていた警察はどうするのかね。厳しく取り締まらないとそのうち死人がでることは間違いないだろ うな。今のところ、スマホを持っている奴に近づかないようにするぐらいしか、避ける方法はないような気もするな。

 わしが小学校の頃に、 ホッピング、だっこちゃん、フラフープなんかが次々とでてきて大流行したが、ホッピング胃下垂になるとかで、わしらもやってはいかんと言われた覚えがあるな。だっこちゃんなんかも、今なら、ちび黒サンボを潰しにかかったような連中に差別だなんだ言われて、流行する前に販売停止に追い込まれていただろうな。フラフープも腸捻転になるとかいわれていたが、フラフープはわしも買ってもらえたぞ。250円で近所の電気屋にあるというのを聞いて、250円握って買 いに行った。わしはみんなが持っていた緑色や赤色や黄色のカラフルなものが欲しかったんだが、残念ながら250円では買えなかった。その横にちょっと変な のが並んでいて、これなら買えるよと主人にいわれた。250円で買えるフラフープとはそれだったんだな。さすがに迷ったが、やはり今すぐ欲しいのでそれを 買って意気揚々とひきあげた。

 ちょっと変なフラフープとはどんなものかといえば、それは今から思えば塩ビパイプで丸い輪っかを作り、それ に白いビニールテープをくるくる巻いただけの、要するにバッタもんだな。おそらく、電気屋が自分とこにあった塩ビパイプでしこしこと作った物を、少し安く して売っていたんだと思うよ。あと10847日のブログに書いた中山式快癒器と同じシステムだが、昭和30年代の前半はこんなのが結構多かったのかもしれんな。