無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10826日

 娘一家が自宅に帰ったので、別の部屋に移動してあった神棚を、本来の場所に移したところ、春日灯籠が点灯しなくなってしまった。神棚一式はわしが結婚したときに購入した物で、32年にわたって使い続けたものだから、寿命がきたんだろうと思って電球をみてみるとまだ切れてないんだな。どこかが断線したか接触が悪いんだろうが、修理するのも面倒なので買い替えようと思って、昨日近所のホームセンターダイキへ行ってみた。今ならLED電球がついたのが、2000円くらいであるだろうと軽く考えていたんだが、豈図らんや最安で3500円もしていたんだな。それでやはり修理しようと決めてそのまま家に帰ったよ。

 今日、テスターを用意して作業を始めたんだが、どうやらソケット部分の断線があるようだとわかった。しかし、確認するためにはその部分をはずして分解しなければならない構造になっており、無理矢理分解した場合、組み立てても、もう一度その穴に収まる保証はないというか、不可能なように思えるんだな。もっと簡単にしとけよとは思うんだが、32年もったんだから文句はいえんわな。

 そこでわしは100Vは捨てて、1.5Vでできないかネットで探してみたら、電子工作の部品としてスイッチ付きの単三電池ボックスとソケット、豆電球が500円くらいで売っているんだな。しかしアマゾンでみると料金と同じくらい送料がかかるではないか。そこで送料無料をうたっているヨドバシカメラをのぞいてみると、やっぱり無料だったな。500円くらいのものを送料無料で売って儲けになるんかなとこちらが心配になるが、早速注文しておいた。あさって金曜日には着く予定だから、金曜の夜には久しぶりに春日灯籠に灯りが点くだろう。