無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10805日

 今日はハローワークの認定日なので午後1時45分にでかけた。わしの場合、再雇用4年目の期間満了で辞めたので、会社都合になるかと思っていたんだが、勤務先は5年間は再雇用することになっているのに、それを4年で辞めたんだから自己都合だということになるらしい。失業保険給付までは3ヶ月またなければならないということだ。しかも失業保険を申請すると年金がとまってしまうんだな。これは給付期間の120日が終わればあとから還ってくるんだが、年金生活者にとっては3ヶ月無年金というのは死活問題だな。

 普通は失業保険が給付されると年金は止められるので、年金額と失業保険の給付額との多い方を選ばなければならないということになっている。しかし、65歳からは制限無しで年金がもらえるようになるので、65歳の誕生日の1日前に申請すると失業保険と年金と両方がもらえることになるらしい。年金に関しては4月生まれが勝ち組だな。ハローワークにいっても、こういうからくりを丁寧に教えてくれる人もいれば、ここでは年金のことはわからないので年金事務所に聞いてくれとぶっきらぼうに答える人もいるし、人によって当たり外れが大きいとはよくいわれているが、たしかにそのとおりだと思ったよ。次回は11月16日午前10時だから忘れないようにしないとな。次回認定をうけたら振り込まれるはずだ。一息つけるな。

 わしらが若い頃、職場で年配の人達が、年金の話や、退職金の話をするのを聞いて、そんな話ばっかりしとって面白いんかなと、笑っていたのを思い出すんだが、いざ自分の順番がくると、同じことを話しているんだからな。以前の職場でも、毎朝再雇用の連中が集まった時の話題は、たいてい年金の話で、飽きもせずに毎朝毎朝よく続いたなと呆れてしまうね。人間というものは、たいして進歩しないということかな。