無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10735日

 11月から動物園に行って動物写真を撮ろうと思っているんだが、以前は私鉄全線に乗れるシルバー定期を、半年分27770円で買って、バスで通う事を考えていた。しかし夏頃にそれが改悪されて、来年1月1日からは3ヶ月が18510円となり、半年定期は廃止になってしまったんだな。ここの私鉄は高いので有名なんだが、料金を調べてみて驚いたな。うちから月に8回動物園に通って3ヶ月で32600円、5回通って3ヶ月で20100円ということがわかった。そりゃバスで行くなら定期を買ったほうが得といえば得なんだが、3ヶ月分18510円も払って定期を買う事もないんではないかと、今のところ考えている。しかし、コストからいえば、確かに車で行けば、かかるのは1回300円の駐車料金と往復のガソリン代だけだから話にならないんだが、わしにはシルバー定期で私鉄バス電車全路線走破という目標もあったんで、さて、どうしたものか考えどころだな。

 先ほど動物撮影用にビックカメラ楽天市場店でタムロン[AF70300A17N2]70mm〜300mmの望遠レンズを10900円で注文したんだが、特に期待している訳ではないが、この値段でどのくらい使えるのか楽しみではあるな。わしも28歳から写真で飯を食って来たので素人ではないんだが、10年程遠ざかっていたので、心配なのはレンズの暗さと、手ぶれ防止が無いという点かな。このブログでも紹介できるようなのが撮れればいいんだがな。

 いよいよわしもあと2時間で65歳になり、年金が全額支給されるし、定期券や動物園入場料、スーパーのポイントカード等いろんなところでシルバー料金が適用されることになるんだな。うれしいような寂しいような複雑な気分だが、有効に利用して楽しくすごさないとな。しかし楽しむのはいいが、7ヶ月の引きこもり生活がひとまず無事終了し、気が緩んだのか、以前やっていた先物投資の虫が目覚めてむずむずしだしたんだな。昨日は証拠金を入金したり、ごそごそと準備をしたんだが、今日になってやっぱり先物はやめることにした。

 今朝、安岡正篤の「朝の論語」で読んだ以下の文だ

子曰く、賢なるかな回や。一櫃の食、一瓢の飲、陋巷に在り。人はその憂に堪へず。回やその樂を改めず。賢なるかな回や。

今朝ちょうどこの文に出会うというのも、何かの導きだろうな。せっかく何の憂いも無い、おおきな自由を手に入れたのに、わしはそれを捨ててまで小金を得たいのかと、思わず笑ってしまったな。

証拠金取引している人にはこの意味理解してもらえるかな。