無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10714日

 昨夜泊まった金沢都ホテルは随分古いホテルだったな。楽天に出ていた写真が小さいのが気になっていたんだが、これでは最近金沢にできた新しいホテルと競争するのは難しいような気がするな。わしなんかは基本的に静かに寝る事ができればいいので、古くても安ければいいんだが、値段的にはそれほど安くもなかったしな。しかし朝食のバイキングは種類も多く、おいしかった。おかゆが無かったのが残念だったが。

 0824西金沢北陸鉄道石川線で鶴来に向かった。0854鶴来着。そこからは歩いたら30分くらいかかるので、駅前に一台だけ止まっていたタクシーで行こうと思い、中を覗いてみると、運転士が熟睡していた。それを起こして白山ひめ神社まで行ってくれをいうと、なんか不機嫌そうにドアを開けたが、運転中もずっと無愛相で、さすがに温厚なわしもカチンときたな。料金860円で1000円札をだして、普段ならおつりはいらないと言うんだが、今回はきっちり140円釣り銭を受け取った。

 白山ひめ神社で祝詞を奏上し、しばらく留まった後、タクシーを呼んで鶴来駅まで帰った。今回の運転士は普通の人だったが、岡山のカミカゼタクシーといい、今回の寝とぼけタクシーといい、タクシーの当たりがよくないので、しばらく乗らない方がいいのかもしれんな。鶴来からもう一度金沢に帰り、1048発の特急しらさぎ58号で敦賀に向かった。1209敦賀着、15分程歩いて気比神宮の大鳥居をくぐり、神前で祝詞奏上、しばらく留まり、1323敦賀発新快速姫路行きで大阪に向かった。この日は新嘗祭で祝日ではあったんだが、途中の商店が全部しまっているのには驚いたな。

 1528大阪着、地下鉄御堂筋線北花田駅近くの叔父の家に35年ぶりに泊めてもらった。叔父は91歳、叔母は86歳で、叔母は施設に入っているので、わしと叔父と、2年前に旦那を亡くした従兄弟の3人だったが、話が弾んで楽しい夕食だった。旅はいいもんだな。