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無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10678日

 昨日ユーチューブで島倉千代子の「東京だよおっかさん」を聞いた後、いくつか検索していたら、東京大衆歌謡楽団というのがでてきた。初めて聞く名前だったが、歌っている歌が「あこがれのハワイ航路」とか古賀メロディーとか昭和の30年くらい迄の歌謡曲なんで、ちょっと興味をもってのぞいてみた。浅草神社奉納演奏平成28年11月、しょっぱなの人生の並木道を聞いた時、今の時代にこういう歌い方ができる人がいたのかと驚いたな。古い歌謡曲を朗々と歌うこのスタイルはちょっと考えられなかった。古い音源で聞くオリジナルと比べても遜色は無い。

 じつはわしも戦前戦後昭和の歌謡曲は好きで、カラオケなどない、若い頃から歌うと言えば「たれか故郷を思わざる」「人生劇場」「上海帰りのリル」いろいろあったな。軍歌も歌ったな。「緑の戦線」「轟沈」「父よあなたは強かった」「太平洋行進曲」「暁に祈る」「海の進軍」、今から40年程前、西武新宿駅の近くのビルの地下に潜水艦という軍隊酒場があって、海軍の軍服を着た、映画監督だといわれていたおじさんが、いつもカウンターに座っていたな。カラオケはなかったから、流れる軍歌に声を合わせてみんなが歌うという、フレンドリーな感じだった。

 昔はわしらみたいな若造が軍歌を歌っていると、本物の戦争体験者が「若い衆、よう知っとるの」と感心されるか、「若造が軍歌なんか歌うな」といわれるかだった。どちらにしても、歴戦の強者から言われたら最敬礼だったな。歌うといっても、当時は飲み屋で手拍子にあわせて大声で歌っていたんだから、さぞやまわり迷惑をかけたことだろう。

 この東京大衆歌謡楽団は20代後半から30代前半の3兄弟らしいが、存在そのものがメロディーと調和して、全く違和感がないというのもすごい。時々テレビで歌手が古い歌を歌っているのを聴くことがあるが、またそれとは違う何かがあるんだが、さて、これから有名になってマスコミに出るようになったらどうなるんだろうな。わしが驚いた原因の1つは、ユーチューブでライブを見たからで、これがラジオかテレビで流れていたのを聴いたのなら、これほど興味を持たなかったかもしれない。3人でのライブという今のスタイルをどこまで貫けるか、楽しみだ。CDが出ているらしいから買って応援するかな。

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