無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10650日

 2日前に、3月まで勤めていた以前の職場から源泉徴収票が送られてきたので、それを持って今日は還付申告に行って来た。わしは4月以降はほとんど収入が無いが、1月から3月分の給与収入があったので、多少還ってくるらしい。還付されるといっても、数千円のことだが、ほぼ収入0円の今のわしにとっては貴重な収入になる。女房は以前から確定申告に行っているので、要領がわかっているようだが、わしは税務署に行くのは生まれて初めての体験だ。

 確定申告が始める前だから今ならすいているという女房の言葉を信じて、途中でサークルKに寄って源泉徴収票や生命保険等の書類をコピーして、自転車で10分程のところにある税務署に向かった。ついてから駐輪場に自転車を停めようとしたが、なかなかスペースが見つからなかい。すいているはずなのにこの自転車の台数は?とちょっと疑問に思ったな。玄関を入ってみると、驚いた事にすでに20人程の列ができている。受付で聞いてみると、確定申告の受付が始まる2月16日までは通常の体制でやるので時間がかかる。約1時間かかるが、その間立って待てるなら列に並んでくれということだった。立って待てないならまた別に日に来てねということだな。

 幸いわしも女房も元気なので列の最後尾に並んで待つ事にしたが、30分くらいで室内に入れたので椅子に座る事ができた。室内に入って見渡したところ、全部で100台ちかくのパソコンがあるが、動いているのは10台程で、どうやらこれが通常の体制というやつらしい。時間がかかるはずだ。確定申告の期間中はこれ全部使えるようになるんだろうな。室内に入ってから30分くらいしてやっとわしらの順番が回って来た。

 パソコンを操作して入力していくときに、横で説明してくれるパートの人がいるんだが、その人があまりよく知らないんで、聞いてみたらこの仕事は今日が初めてらしい。今日が初めてでは仕方がないだろうな。女房のほうがよく知っているので、ほとんど女房のペースで作業がすすんでいった。15分程ですべての作業が終了し、結果を出力してもらって税務署を出た。これなら次回からは来なくても自宅でできるなと女房に話すと、来年からはわしの収入では、還付される程税金を払わないから、そもそも還付申告そのものをするには及ばないだろうと言っていたな。