無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10617日

 去年の11月に生まれた、二男の子供の初節句になるので、二男が生まれた時に、女房に実家からもらった五月人形を送ってやる事にした。日本全国どこでも、ひな人形五月人形は嫁の実家が買う事になっているようだが、こんな人形を親と子供がそれぞれ1つづつ持っていてもしょうがないと思うんだがな。特に転勤族で、アパート住まいの二男一家なんか、2つも飾るスペースはないといっていたな。

 うちの3人の子供のひな人形五月人形は、女房の実家が買ってくれたんだが、長女のときは初孫という事で特に気合いが入っていたんだろう、畳2畳を占有する立派なものを揃えてくれた。家が狭いし、しまって置いとくところもないので、小さいのでいいですよと、くどいくらい言ったんだが、却下された。結局、出すのも、しまうのも面倒で、飾ったのは小学校の低学年の頃までだった。それ以後ずっと物置で眠ったままだったが、去年娘夫婦が家を新築したので、やっと持って行ってくれた。

 長男のときは、ひな人形で懲りていたので、一緒について行って小さい兜にしてもらった。これは飾るのも、しまうのも簡単で良かった。それで二男の時も、小さい兜をお願いしたんだが、同じ様な兜ではつまらんと言われて、わりと大きな、鎧を着た五月人形を買ってくれた。大きいと言っても単体だから、ひな飾りの様に、かさばる事はないが、それでも今回みたいに送るとなると、箱の縦横高さの合計が160cmを越えているので、結構大変だった。

 最初、廃バッテリーを集荷にきた佐川急便のドライバーに聞いてみたんだが、こんな大きな荷物は扱っていないと言われた。次に宅配に来たヤマト運輸のドライバーにも聞いてみたところ、うちではできないが、日通に言えば運んでもらえるはずだと教えてくれた。日通といえば、まるで運んでやると言わんばかりだった、昔の横柄な態度を思い出すが、そうも言っとれんのでwebで確認したら、ペリカン便だった個人の小口の荷物取り扱いは、ゆうパックに変っていた。そこで郵便局に集荷依頼を送信したら1時間くらいで取りに来てくれた。3箱で5090円、明日の午前中に着くといっていたが、便利になったもんだ。

 やっぱり、あの日通では小口宅配事業は無理だったみたいだな。民営化で郵便局は変ったが日通はどうだったんだろうな。