無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10615日

 今の家を建ててから25年になるが、あちこちでガタが来始めたようだ。建て付け悪くなり、扉が閉まらない、床と壁の間に隙間ができる、外壁にひびが入る等いろいろあるが、たいていのことは、経年劣化ということで、すまさざるを得ないのが現実だ。外壁と屋根は、一昨年に1階部分をリフォームした時、一緒に塗り直したので、わしが死ぬまで大丈夫だろう。その時は、これで金のかかる工事はもう無いだろうとほっとしていたんだが、見事にその期待は裏切られた。

 昨日から、プロパンガスを都市ガスに変更するための工事が始まった。今日は朝からガス管に接続するために、道路を掘っていたところ、業者が、大変な事になっていると言って来た。うちに敷地内にある、排水舛の下あたりから下水が漏れていて、その水がコンクリートの下の土を削って、大きな空間ができている。このままにしておくと他の排水溝にも影響がでてくるおそれがあり、早急に修理した方がいいということだった。

 わしら素人に排水舛の修理といわれても、ピンとこないので、どこに聞けばいいのかと聞いても、自分等はガス工事しか知らないので、ネットで調べてくれと言われた。まあ当然だろうな。そこで、前にリフォームを頼んだ、新築そっくりさんの営業のDさんに見に来てもらった。Dさんは排水舛の交換になるかもしれないが、面倒な工事ではないと教えてくれた。金もそんなにかからないようで、ここでちょっと安心したな。

 結局は専門業者に頼まなくては話は前に進まないので、市役所に勤めているSさんに電話して、市役所の下水道の部署にいるSさんの知人に、良質と思われる専門業者を聞いてもらったところ、M水道とY水道の2社なら間違いないということらしかった。M水道は昔から名前を聞いたことがあったので、そのM水道に連絡してみたら、さすが推薦されるだけあって、なかなか丁寧な対応で、明日見に来てくれることになった。これで一応修理の目処はたったわけだが、問題は工事は来週になるので、排水舛に流れ込んでいる、風呂と洗面所が使えないということだ。近所で一軒だけ残っている銭湯に行くか、車で温泉に行くか、いろいろ考えたが、結局、昼間娘の家に行って、シャワーを使わせてもらうということで落ちついた。

 以前「社宅住まいが一番いい、雨漏りでも何でも電話一本ですぐに直してくれる。」と言っていたサラリーマンがいたが、確かに一理あるな。