無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10607日

 今日は、女房の仕事が夕方まであるので、久し振りに飯炊きをすることになった。4月から、また毎日飯炊きが始まるので、その予行演習みたいなものだ。出がけに献立を書いていったものを見ると、大根とすじ肉の煮物、キャベツの千切り、トンカツとあった。これは楽勝だなと安心して、まずは掃除にかかった。いつものように掃除機と雑巾がけで30分、それから太陽参拝とやるべき事をすませた後、支度にかかった。去年は午後4時くらいから作り始めていたが、今年から先に料理を済ませることにした。

 大根とすじ肉の煮物はすでに自分のレシピがある。白だし50cc、みりん50cc、水を加えて300ccを鍋にいれ、それに適当な大きさに切った大根、あく取りをしたすじ肉とこんにゃくを入れて、初め中火で、途中弱火で30分、大根が柔らかくなるまで煮る。甘みが足らないと少し塩を加えて味を整えると出来上がりだ。今日の大根には立派な大根葉がついていたので、これを捨てるのは惜しい。そこでクックパッドをみると、みじん切りにした大根葉をごま油で炒めて、鰹節とごまと醤油で味をつけるというのがあったので、それを作ってみた。食べる時に女房に醤油味が足らんといわれたが、好みの問題だからそこは仕方が無い。

 ここまで作ったところで、クレジットカードの引き落とし口座の変更を頼まれていたことを思い出して、先にそれをやっていると、珍しく人が来た。一週間、水12Lとサーバーを無料で置かしてほしいという営業マンだった。すぐに帰ってもらうつもりだったが、結局熱心な営業トークに寄り切られてしまった。来週の金曜日に必ず取りにくる、料金も全くかからないということを再度確認して、一週間使う事になった。使ってみると、4度の冷水と90度の湯がでるので確かに便利なもんではあるが、月に2500円だして水を買おうとは思わんな。こんなことをしているうちに、トンカツを揚げるのをすっかり忘れてしまった。