無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10559日

昨日女房と娘がショッピングモールに行きたいと言うんで、雨の中連れて行った。行ってもわしは用がないので、椅子に座って終わるのを待つだけなんだが、スマホがあるんで暇つぶしにはなる。しかし、最近スマホの見過ぎかどうか知らんが、首を後ろに傾けると左腕がしびれるようになった。これで一番困るのが、大陽拝の時に、太陽を見上げて八咫鏡の印を結ぶということができないということだ。10秒位でしびれてくる。仕方が無いので、細切れにしてやっているが、なんか落ち着かない。

 人には話してないが、実はこのしびれの原因は、去年買ったあの「ぶら下がり健康器」のやり過ぎではないかという気もしている。2月に片手懸垂をやって肋骨が痛くなっので、3週間ほど休んで、再開したんだが、その遅れを取り戻そうと腕立てや懸垂の時間、回数を大幅に増やした。しびれが出だしたのがその直後だから、やっぱりこれが原因かもしれんとは思うが、人に話すとそれ見たことか、年寄りの冷や水だ、言わんこっちゃないだろうと、笑われるのは眼に見えているので、誰にも話さないようにしている。

 買った孫達の服とか、米とかの食料品等を、車に積んでいる時、女房が、わしの時計が文字盤を下にして、コンクリートの床の上に落ちているのに気が付いた。落ちた事に全く気が付かなかったが、これは腕のしびれとは関係ないはずだ。あわてて拾い上げてみるとガラスがキズだらけで、一部が割れて穴があいていた。ただ落としただけでなく、落としたあとで、ご丁寧に上から踏んで捻ったような、みごとな円形のキズができていた。3人の立ち位置からみて、恐らくわしが自分で踏んだんだろう。以前、鉄の手すりに思い切りぶつけた時も、割れなかったガラスだが、案外脆かった。

 セイコーファイブの逆輸入品で、高い物ではない。しかし、長男が最初の給料で、わしらに小遣いをくれたときに、記念に買ったものなので、できれば修理したいと考えている。