無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10342日

 4年くらい前に、時々不整脈が出るようになり、循環器内科の医院にかかったことがあった。脈が飛ぶというのは、本人にとっては気持ちがいいものではない。知り合いの医療関係者に聞いても、単なる期外収縮だろうから、問題ないと思うよと言われてはいたが、こと心臓に関しては止まれば死ぬので、そう安閑とはしていられない。

 そこで、近所に2軒ある循環器専門の医院のうち、最初にAクリニックに行ったところ、うちは予約制で一見さんお断りと言われてしまった。看板には確かに予約制とは書いてあるが、ただの町医者でそこまで徹底するのも珍しい。しかたがないので、その足で当時開院したばかりだったBクリニックに向かった。

 ここはガラガラで、すぐに診てもらえた。近頃はどこの病院に行っても電子カルテになっていて、慣れてない医者は時間がかかってしようがない。このBクリニックもそうだった。とにかくキーボードを打つのが遅いので、パソコンのモニターを見ながら患者と話しをしている。最初はモニタに向かって独り言を言っているのかと思った。ブラインドタッチができないんなら、入力専門の秘書を雇って、医者は診療に専念しろよと思ったな。

 ここでホルター心電図をつけて24時間様子を見ることになった。電極と本体を胸のあたりに張り付けて、そのままで24時間記録するんだが、いくら小さいとはいえ、胸にぶら下げとくのはやっぱり邪魔になる。寝るときも、寝返りではずれないかとか、いろいろ気にかかってゆっくり休めなかった。翌日取り外し、その後3日ほどして結果を聞きに、大雨の中、Bクリニックを尋ねた。

 結果はやっぱり期外収縮だった。脈がこれくらい飛ぶのはよくあることで、全然問題ない。もっと飛ぶようことがあったら、また来るようにと言われて、ほっとして医院を後にした。それでもドクっと空打ちするように脈が飛ぶのは、気持ちのいいものではない。あれから3年たっても、増えはしないが減ることもなく、脈は飛んでいる。

 昨日、時々送られてくるメルマガを読んでいて、期外収縮を抑える方法について書いてある面白い記事を見つけた。胸椎4番を整えると心臓に良いということは、いろんな本にも書かれているし、それらの種本になっている、松本道別著・霊学講座にも出ているので、以前から知ってはいたが、自分では背中に手が届かないからどうすることもできなかった。しかし、そのメルマガでは胸椎4番の対応点を紹介していた。つまり胸椎4番を整える代わりに、中指を掌の方に折り曲げて、対応点である中指基節骨の上を、親指で不整脈が止まるまで押しておくだけでいいらしい。早速試してみたが........何ともいえんな。