無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10313日

 今年も残すところあと2日になってしまった。この一年もいろいろあったが、有名大学をでて、優秀と言われる学生が蝟集したはずの東電、東芝、シャープ、神戸製鋼、日産、ここらの体たらくをみていると、日本の将来もどうなることやらと、暗澹とした気持ちになる。

 暗澹たる思いと言えば、前回のブログに書いた、雇用保険待期期間の3か月分の年金が、後から返って来ないという話だが、新しい展開があり、暗澹たる思いは吹っ飛んでしまった。2日前に同じTさんから電話があった。Tさんから電話だというので、わしはてっきり文書による回答ができないとか、回答に時間がかかるとかいう連絡だと思って受話器をとった。

 Tさんは名前を名乗った後に「申し訳ございません。手続きが遅れておりまして、1月23日に振り込みます。」と言った。Tさんの言葉を聞いた時、わしの頭の中は混乱してしまった。あれほどきっぱりと否定していたのに、それに関する詫びの一つもなく、唐突に振り込みますと言われても話がなかなかかみ合わない。

 例えば、3か月分の年金が返されることが確定した後に、その時期を相談をしていたのなら、Tさんの「申し訳ございません。手続きが遅れておりまして、1月23日に振り込みます。」という回答は辻褄があう。しかし、Tさんは返ってくること自体否定したのだから、1月23日に振り込みますと言う前に、「申し訳ありません。自分の判断が間違っていて、○○さんの場合は、3か月分の年金が返ってきます。その時期については云々。」としなければ辻褄が合わないのではないだろうか。

 返ってくるのは、待期期間3か月分の年金だということを確認して電話を切ったが、年金に関する仕事をしていて、しかも、受給者からの相談を受けているような立場の人が、この体たらくでは、日本の年金行政は大丈夫かと不安になった。過去にも、いろいろトラブルのあった年金だから、自分の身は自分で守るという気持ちで、常にチェックしていないと、どんな不利益を被るかわからない。

 日本は、専門家がやっているんだから大丈夫、といえる社会だったような気がするが、不祥事の続く現状をみると、日本人全体のタガが緩んできているような気がしてならない。杞憂であればいいんだが。

 今年のブログは今日で終わりになります。皆さんよいお年をお迎えください。

 

haruさん、ブログ楽しみに待ってます。