無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10147日

 二年前に、親父の遺品整理をしていて、おふくろが残した昭和20年代からの家計簿と給与明細を発見した。これをいつか整理しようと思っていながら、なかなか手を付けられなかった。やろうと思えば時間はあったはずだが、いまだに段ボールの中に眠っている。とにかく、何から手を付けたらいいのか、全く思いつかない。

 そうはいっても、眺めていても何も始まらないので、先週、データベース化についていろいろ考えてみた。やりようによっては、貴重な昭和の記録になるはずだ。いいものができれば公開することも考えているので、どのような仕様にするかということは大きな問題になってくる。

 ファイルメーカーなら、職場で20年以上使ってきて慣れているとはいえ、ネットで調べてみると価格が5万円近くしているので、これは無理だ。となると無料で使えるmySQLということになる。データベース作成はもともと趣味でやっていて、その延長で、職場の物や時間の管理システムを作っていたから、mySQLも少しは理解できるようになっている。

 初めからインストールされていれば楽なんだが、家のdynabookには何も入ってないので、apachephpmySQLphpMyAdminを順番にインストールしていった。結果、やはりphpでつまずいた。先週一週間いろいろトライしてみたが、いまだにうまくいかない。これは以前にも経験したことがあった。

 10年ほど前に、職場で捨てられていた、古いe-macのHDを交換して、この作業をした時、偶然だったのかどうかしらないが、何の苦労もなく一回で成功した。しかし、退職する前になって、それが古くなったので、今度はwindows7に移し替えようと思って、初めてwindowsでこの作業をやったんだが、結局phpで躓いて時間切れになり、完成できなかった。

 今回もまた同じことを繰り返しているようだ。全く進歩してないどころか、ほとんど忘れかけていて、古いノートなんかを引っ張り出してきて見ている。パソコンをいじっていると、時間がたつのが早いということは、誰もが経験していることだと思うが、一日なんかあっという間に過ぎてしまう。夜になって、この一週間、一体何をしたのかなとふと思うこともあるが、ほんと鬱になりそうだな。

 時間はかかっても、これができないと先へはすすめないので、何としても今週中に済ませて、本来のデータベース作成の段階に進みたいものだ。「家計簿から見る戦後の生活」なんていうタイトルも考えているんだが、さて、どうなることやら。