無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10110日

 毎日暑い日が続いているので外へ出るのも億劫になり、ほとんど一日中エアコンをかけて家の中で過ごしている。朝の10時には室内温度が30度を軽く超えているので、昔の基準で考えていると熱中症で死んでしまいそうだ。ためらわずエアコンを使用するようにNHKで周知しているが、他のことはともかく、これに関してはNHKを信じたほうが身のためだろう。

 一昨日、18日の朝8時ころ、掃除をしていて今年初めてクマゼミの鳴き声を聞いた。愛用の集文館3年手帳で確認すると、去年も18日で、一昨年は14日になっていた。あの鳴き声を聞くと夏がやってきたという実感が湧いてくる。子供の頃はアブラゼミニイニイゼミがほとんどで、クマゼミは珍しかったんだが、今は立場が全く逆転してしまったようだ。ミンミンゼミの声は全く聞かなくなった。

 クマゼミの声が幸運を呼んだのでもなかろうが、その18日にIPOで「アクリート」に当選してしまった。以前日本郵政株上場の時に申し込んで100株当たって以来のことだ。あれ以来ブックビルディングに参加したことは無かったんだが、長男に誘われて先月から再開しばかりだった。長男は去年一年やって、まだ一度も当選したことが無いというのに、こんなに早く当選してなんか悪いような気がしている。

 IPOというのは、子供の頃近所の駄菓子屋で、おばちゃんに10円玉を渡してくじを引いていたが、そうではなく先にくじを引いて、当たれば10円を払えばいいというような感覚なのかな。根気よく続けていけば、いつかは当たることもあるし、その確率は宝くじより高いらしい。しかもはずれても損することはないんだから、時間だけはある、年金じじいの小遣いかせぎには、ちょうどいいのかもしれんな。

 予定通り初値で利益が出れば、一部を今回の大水害に寄付しようと考えているが、ネットをみていると、募金先によっては全額が被災地に行かず、中抜きされることがよくあるようだ。寄付する先はちゃんと選ばないとな。やはり全額が被災地のために使われる、日赤か自治体に直接寄付するのが無難なようだ。