無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと9686日 人口減少は悪いことか

また秋祭りの季節がやってきた。去年は担当町内会長だったので、いろいろ大変だったが、今年は気楽なものではあるが、子供が少ないのには困っている。

この町内も老人ばかりで、子供の法被の必要枚数を調査しても、たった7人分だった。これは多いように見えるかもしれないが、このうちの4名は、よその地区に住んでいるうちの孫なので、町内60世帯ほどあっても、実質子供の数は3人ということだ。

人口統計くらいあてにならないものはないという人もいるが、今年生まれた人の数は未来永劫変わらないということは間違いない。

LGBだなんだと大騒ぎする前に、一日でも早く何らかの対策を立てないと大変なことになるとはだれも思わないのか? ほんと不思議な国だ。

対策とは言っても、私が子供のころに日本の人口がやっと一億人を超えたくらいだから、近い将来一億人を切ったくらいでは、家族4人でひっそり、つつましく暮らしていた子供のころの状態に返るだけだと思えばどうということはない。

一番問題なのは、外国人をいれて人口減少を補おう、などというバカなことを言っている大馬鹿者達をよく見かけることだ。今のヨーロッパの状態をみてよく言えるものだ。

企業が外国人労働者を入れたいと思う動機は、人件費が安くすむという安易なものだろうが、そんなことは企業のエゴにすぎない。

やってきた外国人が働けなくなると、雇った企業はクビをきって済ませるつもりかもしれないが、受け入れた以上、最後まで責任を取らなければおかしいだろう。付けを国民に回して、良いとこ取りは許されるものではない。

外国人労働者を入れるがどうかということは、国の根幹に関わる問題であり、政治家の判断だけで決められては困ると思っている日本人は、私も含めて実は大勢いるのではないだろうか。

このままでは日本が今の地位を維持できず没落していくので大変だという意見もあれば、50年前の日本のような、裕福ではなくとも、犯罪の少ない、人を信頼できる穏やかな国民同士の結びつきを大切にした、心豊かな国にしたいという意見もあるはずだ。

減っては困るというだけではなく、減ることを前提にしたプランも用意してほしいということだ。

国柄を変えるかもしれない、外国人移民の問題こそ国民投票にふさわしいと思う。