無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2025-10-01から1ヶ月間の記事一覧

あと7451日 死を認める勇気

十九歳の夏の終わり、隣の島にある空手道場へ、仲間とともに稽古に通っていた。あの夜の帰り、船の甲板で、隣にいた見ず知らずの男が突然、海に落ち、そのまま息絶えた。人はこんなにも簡単に、あっけなく死ぬものなのか――。その思いが胸の底に冷たく沈んで…

あと7451日 初の女性宰相

「木村君の兵学校時代の成績と言うものは120人中どんじりから数えて10番目ぐらいだったろう。若い時分は、思慮の浅さから大した男ではあるまいとたかをくくってつきあっていた傾きがあった。その真価というか、かれという人間の本当のえらさがしみじみ…

あと7453日 一病息災

「一病息災」という言葉がある。健康そのものが幸福の証のように思われがちだが、実際には小さな不調や持病を抱えていた方が、かえって体をいたわり、無理をしないために大病を防ぐという意味だという。なるほどと思いながらも、自分がその「一病」を持つ立…