11月27日、衆議院議員選挙が行われた。今回も頼まれて投票管理者を引き受けたが、できれば他の人にやってもらいたいというのが本音だ。朝6時30分から投票所が閉まる夜8時までずっと投票状況を眺めているのだから、一人で何もせずにいることが好きな私でもかなり疲れる。ましてや普通の性格の人にとっては耐えがたいだろうと思う。
今回初めて立会人は午前6時半から午後1時半までと、午後1時半から午後8時までというように2部にわけて、合計4名が担当することになった。投票管理者は説明会から参加する関係でそうもいかないようだ。しかし時間を半分にしたにも拘らず、今回初めて参加した4名の立会人はもうやらないと言っていたから、次回の選挙でもまた新たに探すことになるだろう。
ニュースによると、今回は選管によっては立会人の負担軽減のため、1時間早く午後7時に投票場を閉じたところもあったようだ。投票者も7時過ぎたらほとんど来なくなり、会場の撤去作業も並行して始めているし、期日前投票の利用者も増えてきたことなど考慮すると7時閉鎖でいいような気がする。
開始時間についても午前8時でもいい。7時に一番乗りを目指してやってくる人もあるようだが、そのあとは途切れてほとんど誰もやって来ない。こういう人は8時開場にしたら8時にやってくるだけの話だ。一番乗りは投票箱中身の確認という重要な役目があるので、興味のある人は早起きして並んで開場を待つのも苦にならないのかもしれない。
投票箱閉鎖後、通常は市内投票所から予約していたタクシーによって開票所まで投票箱が運ばれるのだが、今回は働き方改革とやらのせいで、午後9時以降はタクシー動かないというので予約ができず、仕方ないので投票所にいる市職員の車で運ぶことになった。
退屈とはいえ、選挙人もさまざまな人が来るので見ているとおもしろいこともある。実生活で次から次へとやってくる1000人もの人をゆっくり眺める機会はないだろう。そんなことをしていたら変に思われるし、ひょっとしたら通報されるかもしれない。しかし管理者、立会人ともに見ているのが仕事だからその心配はない。投票用紙を受け取るとき、投票する時、みんな違う。
選挙とは普通の人にとっては投票したらそれで終わりで、その後のことを気にする人はいないと思うが、その選挙という民主主義の根幹を支える側の人は大変な苦労をしている。そのことに立会人、管理者を引き受けてから初めて気が付いた。「籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」とはよく言ったもので、いろんな人の働きで世の中は回っているということがわかってもらえれば、投票場でつまらないクレームをつける人もいなくなるのではないだろうか。