無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2017-08-15から1日間の記事一覧

あと10449日

わしが幼稚園児の頃まで、うちの近所に、白い髭をのばした、幕末の慶応生まれのおじいさんが住んでいた。わしらが道端で遊んでいると、お菓子をあげるからついておいでといって、よく家まで呼んで、お菓子を食べさせてくれた。甘い饅頭なんか、家では食べら…