無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2018-11-01から1ヶ月間の記事一覧

親の貧乏話(あと9993日)

私の両親は、子供に家計に関する弱みを見せることはしませんでした。厳しいこともあったと思いますが、金銭的苦労は夫婦二人の胸の内に収めておいたのだと思います。大正生まれの人たちはそうなのかもしれません。 最近父の昭和30年代からの給与明細を整理…

一休さん(あと9996日)

有漏路より無漏路へ帰る一休み雨降らば降れ風吹かば吹け これは有名な一休禅師の和歌ですが、現生とはあの世へ行くまでの間、ちょっと一休みしているだけだから、何があろうと大したことはないし、悩むことも無いということなんでしょう。 でも本当でしょう…

庭の梅の木(あと9998日)

うちには、父親が残した猫の額ほどの庭があり、そこには紅梅白梅が植えられています。紅梅はだいぶ弱ってきているようですが、白梅はまだまだ大丈夫みたいです。 切り倒して駐車スペースにしたいという気持ちもありますが、父は死に際まで、梅の木のことを気…

人生の持つ意味(あと10000日)

今日であと10000日となりました。明日からは4桁になり、もう二度と5桁にかえることはありません。さて、次に生きて3桁になる日、あと1000日を元気に迎えることができれば、その時は案外死を心待ちにしているかもしれません。 こうして余命を毎日…

生と死(あと10001日)

今やったことも考えたことも、この瞬間に過去になってゆくということは、理屈ではわかっていても、なかなか捉えることができません。それらは全て消えていくのかというとそうでもなく、ある時に突然現れたりして、困惑させられることもよくあります。 通常毎…

人生の果実(あと10002日)

11月3日で67歳になり、人生も残すところ27年になってしまいました。27歳の時はどうだったのかと思い返してみると、将来の展望も開けず、こんな状態がこの先ずっと続くのかと、暗澹とした気分だったような気がします。 当時は、生まれてから27年は…

善と悪と(あと10005日)

45年も前になりますが、仕事でアメリカのニュージャージー州パースアンボイというところに行った時、夕方変な格好をした子供が家を回っているのを見て驚いたことがあります。 この時、ハロウィンという行事を知りました。 渋谷のようなことはなく、こじん…

幸せな生き方とは(あと10006日)

今のところ、これといって悪いところもないし、家庭不和もないし、住むところもあるし、飢え死にすることもありません。人から幸せか?と聞かれたら、「まあ幸せかな」と答えると思います。 では満足しているか?と聞かれたら、満足はしていませんと答えると…