無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2021-01-01から1年間の記事一覧

あと8851日 精神の老化

今年も残すところあと1日、人生残すところあと24年となった。たとえ24年あるとしても、今のままの状態で24年間を過ごせるほど甘くはない。気力体力がいつまで続くか、だんだんと自信が無くなってきたのも事実だ。 従容として死を迎えるということは、…

あと8865日 神話の復活

今週月曜日に宮崎正弘著「歩いてみて解けた古事記の謎」という電子書籍を購入して、ゆっくり読んでいる。この著者の本は他にも数冊持っているが、テンポのいい読みやすい文体で書かれていて面白い。 スサノオ、大国主命、神武天皇、崇神天皇、ヤマトタケル、…

あと8894日 利根4号機

ミッドウェー海戦における索敵ミスについては、戦後多くの書物で侃々諤々の議論が行われてきて、すでに出尽くしたと思っていたが、先日利根の航海士による天測ミスという説があるということを初めて知った。偵察員に知らせた艦隊位置が北へ大きくずれていた…

あと8906日 国技大相撲

自らを国技と称する大相撲は本当に日本国民に人気があるのだろうか。NHKですべての場所を実況中継していることにより、なんとなく浸透しているように感じるかもしれないが、昔からのコアの相撲ファンというのはかなり減少しているような気がしている。このこ…

あと8918日 過去を語るとは?

この手の本はもう読むまいと決めていたんだが、息子にもらったアマゾンギフトが残っていたのでついつい神立尚樹著「戦士たちの遺言」を購入してしまった。今まで数十年の間に所謂戦記物というジャンルの書籍をどれだけ読んできたがわからないが、語り部の語…

あと8937日 流れゆく日々

今では死は意識の中だけでなく、すでに肉体的な衰えの中にも感じられるようになってきた。果たしてこの70年を貴重な時間として有効に活用できたのかと自問するとき、すべてを肯定することには躊躇いがあるにしても、少なくとも後悔することは無い。結婚し…

あと8952日 初めての胃カメラ

先月、オリンピックが終わった頃のことだが、夜作業をしていると胃から熱いものがこみあげてきて、耳の奥や喉、背中や胸が痛くなった。何年も前から時たま経験していたので、おそらく胃酸が逆流してきたのに違いないと素人判断して、家にあったランソプラゾ…

あと8959日 残念!河野太郎

今回の自民党総裁選挙だが、河野太郎には心底がっかりした。女系天皇結構、靖国参拝や元号なんかくそくらえ、戸籍いらない、移民賛成、原発ゼロ、従軍慰安婦、親子二代のすがすがしいほどの無知、売国にはかえって潔さを感じていたんだが、総理大臣の椅子が…

あと8977日 古事記を読む

古事記朗読もしばらくやめていたが、そろそろ再開してみようかと思っている。今確認してみると神代巻は2年以上かかって140回読んでいる。当時、相曾誠治氏が推薦していた幸田本を探してみたが見つからないので、幸田本を底本にしたと紹介されたいた「朗…

あと8987日 終戦記念日

今年も大東亜戦争終戦の日がやってきた。戦争に参加した当事者は誰もいなくなり、この地で行われた慰霊祭で慰霊文を読んだのは、戦死者の娘と紹介された高齢のご婦人だった。心ならずも戦争に引っ張り出されたというような話をされていたが、残された家族か…

あと8994日 オリンピック終了

オリンピックも終わって通常の生活が戻ってきた。この2週間、朝から晩まで本当に楽しい時間を過ごさせてもらった。いろんな種目のトッププレーヤーが一堂に会して競い合う姿は、大型テレビの素晴らしい映像美と相まって、他のどんな映像作品も寄せ付けないだ…

あと9007日 オリンピック三昧

いよいよオリンピックが始まった。いまだに中止などと騒いでいる人達もいるようだが、日本では言論の自由が保障されているからそれもいいだろう。中止や延期の意見が過半数などというマスコミの世論調査もあったが、いざはじまってみると、開会式の高視聴率…

あと9020日 大きい車どけてちょうだい

先日千葉で飲酒運転のトラックに子供がひかれ死亡するという痛ましい事故があった。元気に出ていった子供が二度と帰ってこないという現実は、親にとっては耐えられないことだろう。酒をのんで運転してはいけないといういことは誰でも知っていることだが、そ…

あと9038日 ジャカランダに導かれて

先日近所の方が、千秋寺の門前にジャカランダの花が咲いていると教えてくれた。ジャカランダとは初めて聞く名前だったが、世界3大花木の一つに数えられていて、南米ではポピュラーなもので、本当にきれいな花が咲いているから是非見にいったほうがいいと強…

あと9044日 子供の世界とは

昭和30年代前半、子供たちの遊び場は、家の前の道路と近くの中学校の運動場だった。家の前も車どころか人もほとんど通らないので、みんなで集まっていろいろな遊びをしていた。よくやっていたのにランコンがあった。今風に言えばビー玉遊びかな。この地方…

あと9057日 元気に死にたい

小太郎が死んで以来、家の中から何となく活気が失われているように感じている。四十九日まではおまつりしているので、そこにいるような気がしているが、それがなくなったらどうなるのだろう。 小太郎がいなくなって残された花子が私の後を追うようになった。…

あと9064日 来島海峡事故

5月27日の来島海峡事故で行方不明だった2等機関士の上畠隆寛さんが発見され、死亡が確認されたというニュースがあった。22歳というから人生これからという時に気の毒なことだ。枕崎水産高校卒と紹介されていたから、内航とはいえこれだけの大型船に機…

あと9079日 さよなら小太郎

令和3年(2021年)5月14日(金)23時56分、犬の小太郎が息を引き取った。女房に抱きかかえられて、二男と私が見つめる中ゆっくりと心臓が停止した。死因は心臓僧房弁閉鎖不全症だった。我が家の三男坊だと思っていた小太郎が弱っていくのを眺め…

あと9088日 人生で大切なこと

スエズ運河で座礁したコンテナ船がいまだに差し押さえされているようだが、正栄汽船も大変なことだろう。事故当時、船主の正栄汽船が記者会見しているのを見ていて驚いた。同期のX君がいるではないか。どっかの会社で偉くなっているとは聞いて知っていたが、…

あと9098日 最後は運まかせ

昭和20年の終戦時に、日ソ不可侵条約を破って満洲に侵入したソ連軍は、日本人に暴虐の限りを尽くした。そして約64万人が抑留されて5万人以上の人が亡くなった。このことは若い頃から母からも聞いていたし、実際に抑留された伯父からも聞いたことがある…

あと9104日 ヘイカチの航海記

本棚を整理していると、日に焼けて背表紙も外れたボロボロの本が見つかった。小学校6年生の時に買ってもらった、今井 武著「ヘイカチの航海記」という本だ。奥付を見てみると、昭和38年9月28日初版発行、同10月28日再版発行となっている。小学生が…

あと9115日 嫁さん金持ち遊んで食える

昭和51年に亡くなった村上桂山氏は、十円易者としてこの地では有名人だった。見料が昔は10銭、戦後は亡くなるまで10円だった。これは私自身が桂山氏が亡くなる1年前に見てもらったのだから間違いない。10円でいいと言われたが、さすがに10円玉1…

あと9130日 ルール変更

最近世界中がちょっときな臭くなってきたように感じている人も多いのではないだろうか。震源地はどれも中華人民共和国に関係している。凄まじい規模の人権侵害が行われているウィグル問題に対して、突然西欧が一致して問題提起をするというこの状態を、どう…

あと9138日 さよなら~LINE

危ない危ないと言われていたLINEだが、今回とうとうやらかしてしまったようだ。というよりも、以前から問題はあったが、今回はとうとう朝日新聞をはじめNHK等親韓メディアが報道せざるを得なくなったということだろうか。 すべての画像、動画が中国人技術者…

あと9145日 これは痛かった

自民党にお灸をすゑるとかいって、じつは国民が熱いお灸をすゑられたのが前の政権交代劇だった。これに懲りた国民は、マスコミ連中が首相の息子がどうのこうの、総務省がどうのこうのと騒いだところで、「だから政権交代を」とはならないようだ。野党よりは…

あと9159日 民主主義の終焉

清濁併せ呑むという言葉は、人物評としては人間の大きさを示す誉め言葉のように思っていたが、最近はそうでもないようだ。歴史上に名を残し、社会に大きな影響を与えてきた、ある面では悪人であり、また別の面では善人でもあるような、ある時は偉人と呼ばれ…

あと9169日 Tさんの奥さん

子供の頃の思い出の中でずっと気になっていたことが、先週独居高齢者のAさんを訪ねた時に、にわかに解決してしまった。Aさんとは「あと9510日憧れのAさん」のAさんのことだが、私が赤子の時から近所に住んでいて、担当独居高齢者は15人いるが、唯一昔…

あと9174日 S伯父の軍歴

母方の伯父にあたるSさんは、亡くなってからかれこれ30年にはなるだろう。海軍を志願して海兵団で教育をうけ、最後は海軍兵曹長として終戦を迎えた。大東亜戦争では3回重油の海を泳いだが奇跡的に生き残った。しかも命令がなくては部署を離れることができ…

あと9187日 人生すごろく

子供の頃から自分の将来についていろいろ思いを巡らせてきたし、その途中で悩んだことも、大きな決断をしたと思ったこともあった。その時その時、突き付けられた事実に真剣に対応してきたことは間違いない。恐らく多くの人もそうであっただろう。つい最近ま…

あと9202日 鬼滅の刃

一昨年の忘年会で、負ける戦争はしてはならないと言ったところ、それは違う、絶対に戦争はしてはいけないと一笑に付されたことがあった。この人たちにとってはそれが当たり前のなんだろうとそれ以上何も言わなかったが、実際この人たちに反論するのは難しい…