無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

あと8030日 カティーサークの思い出

この2月から夕食後自室で一人でウィスキーを飲むようになった。この歳になるまでウィスキーがうまいと思ったことはなかったが、なかなかどうしてその旨さに引き込まれてしまった。かなり前に女房の実家でもらった、半分ほど残っているオールドパーから飲み…

あと8031日 嘔吐下痢症顛末記

あの新型コロナにも罹らなかったのに、春分の日に遊びに来た4歳の孫のH君の嘔吐下痢にはいとも簡単にやられてしまった。コロナ収束とともに警戒心が緩んでいたのかもしれない。H君の長いトイレに、腹の調子が悪いのかなとは思ったが、本当はその時に次に起…

あと8033日 スズメの死んだ瞬間

死の瞬間は生き物には必ずやってくるもので、生きとし生けるものは誰もそれをさけることはできない。しかしその瞬間に立ち会う機会は、医者でもなければそうそう多くはない。私自身生きてきた72年間で、実際に死の瞬間を見たのは父と犬の小太郎の2回しか…