無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

あと9098日 最後は運まかせ

昭和20年の終戦時に、日ソ不可侵条約を破って満洲に侵入したソ連軍は、日本人に暴虐の限りを尽くした。そして約64万人が抑留されて5万人以上の人が亡くなった。このことは若い頃から母からも聞いていたし、実際に抑留された伯父からも聞いたことがある…

あと9104日 ヘイカチの航海記

本棚を整理していると、日に焼けて背表紙も外れたボロボロの本が見つかった。小学校6年生の時に買ってもらった、今井 武著「ヘイカチの航海記」という本だ。奥付を見てみると、昭和38年9月28日初版発行、同10月28日再版発行となっている。小学生が…

あと9115日 嫁さん金持ち遊んで食える

昭和51年に亡くなった村上桂山氏は、十円易者としてこの地では有名人だった。見料が昔は10銭、戦後は亡くなるまで10円だった。これは私自身が桂山氏が亡くなる1年前に見てもらったのだから間違いない。10円でいいと言われたが、さすがに10円玉1…