無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

あと8676日 希望があれば

この間80歳の独居高齢者Nさんのお宅を訪問した時に、いつの時代が一番良かったかと言う話になった。その時Nさんは、「店に行けば何でもあるし、交通機関も発達して便利な世の中になったけど・・・・今と比べると昔はお金も物も無かったけど、毎日がにぎや…

あと8688日 都会から地方へ

私が子供の頃には、春になると集団就職列車で都会に向かう中学生が話題になっていた。それら少年が地方から都会へと集まり、高度経済成長の礎となった。少年だけではない。都会の大学に入学した者もそのほとんどは都会の企業に就職して地方に帰って来ること…

あと8690日 嗚呼専守防衛

国際条約で決まったものではないにしても、領海3カイリという考え方は砲弾の着弾距離から導き出されたものだそうだ。3カイリ或いは12カイリでも同じことだが、敵国軍艦がやって来て領海すれすれを遊弋しながら大砲を撃つ、砲台がそれに反撃する。金剛比…

あと8694日 雨を眺めながら

今日は久しぶりの雨で、窓から見える城山も霞んでいる。その姿は昔と変わらないが、窓から見える景色は子供の頃とは随分変わってしまった。第一に平屋の家が無くなり、全部2階建て以上になって見通しが悪くなった。うちの家は2階建てだったから、2階に上…