無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

あと10039日

今のところ体にもこれといって悪いところもないし、贅沢さえ言わなければ食べることに困るということもない。何時に寝ても何時に起きてもいい。住むところもあるし、着るものもある。頭の働きや体の動きは多少鈍くはなったが、それでも誰に頼ることなく生き…

あと10044日

昨日の夕方、テレビのニュース番組で特攻隊生き残りという人を紹介していた。どこかの特攻基地で出撃前に終戦になった人のことかと思って見ていると、どうやら年齢が92歳らしい。そうすると大正15年か昭和2年生まれということになり、終戦時18歳か1…

あと10045日

「駕籠に乗る人担ぐ人そのまた草鞋を作る人」これは誰でも知っているだろうが、自分も含めて本当に理解しているかどうかは怪しいいものだ。わしなんかも67年生きてきたにもかかわらず、今頃になってしみじみとその意味するところを実感する機会が多くなっ…

あと10051日

先日中学校の同窓会があり、幼馴染だった友人と二人で参加した。卒業してすでに50年を過ぎて、クラス担任はみんな死んでしまった。同窓会というのも、やはり自分の担任が元気でいてくれた頃のほうが、昔話で盛り上がったものだ。特にわしは中学3年間同じ…

あと10054日

94歳まで生きるとしても、あと27年しかないということになるが、これが長いと感じるか、短いと感じるか、人それぞれだろうし、感じ方も一定ではないと思っている。現にわし自身もその時その時で違っていて、そんなに生きるのはちょっとしんどいかなと感…

あと10058日

8月半ば頃からパソコンの調子がおかしくなり、だましだまし使ってきたが、一週間ほど前になってとうとうフォルダーやエクスプローラーが開かなくなった。本体は使えることは使えるのだが、以前作ったファイルが読めないので仕事にならない。ネット上でいろい…

あと10064日

昨日久しぶりに近所のブックオフをのぞいてみたが、客も少なくなっているし、本の売り場そのものが縮小されていた。そろそろ古本で出ているかもしれないと思い、とある本を探しに行ったんだが、残念ながらその本は無かった。しかし同じコーナーに「KOKODA」…