無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10887日

 朝起きたら右下の肋骨が痛かった。特別変わったことをした覚えは無いので、原因はわからないが、10年ほど前に、尿管結石の疑いでレントゲンを撮った時、肋骨にひびが入っているといわれたことがあり、その時、肋骨は咳をしただけでもひびがはいることがあると言われたことを思い出した。その時、医者になにか覚えは無いかと聞かれたが、覚えはないと答えておいた。しかし本当は覚えがあったんだが、かっこ悪くて言えなかったというのが真相だ。じつは女房に笑われながらも、腹を思い切り叩いて腹筋を鍛えていたんだな。昔から叩いて鍛えるのが一番と思っていたからな。こう見えても若いときは空手をやっていて、殴られても蹴られても何ともなかったんで、ちょっと自信もあった。しかし、それ以来自信喪失して叩くのはやめにしたよ。

 人は失敗に学ぶものだが、懲りないのが政治の世界だな。民主党から民進党に名前をかえて、今度は共産党ともくむらしいが、共産党て、大丈夫かいな。決めるのは国民だから大きなお世話かもしれんが、共産党といえばわしは小学校の時面白い話を聞いたことをよく覚えている。わしの県では日教組は弱いんだが、昭和35年、わしが小学3年生のとき、担任のM先生が面白い事をいいだした。「中国には北京というまちがあり、そこには蠅が一匹もいない。以前は蠅が多くて不衛生だったが、住民が全員で協力して薬品をまいて一匹もいなくなった。みんなの住んでいるこの町には蠅はたくさんいる。北京のようにきれいにしなくてはいけない。」これはいまでは笑い話として有名だが、実際に教師から聞いた人はそういないだろう。学校の教師で大学も出ているのにこんな与太話を信じて、子供に話す人もいたんだから、無知とは恐ろしいね。