無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10715日

 今晩は金沢に泊まって明日から白山ひめ神社と気比神宮に参拝に行く予定でいる。朝7時に家を出て高速バス乗り場に向かったんだが、大阪からのサンダーバードの座席指定をしようと思って、先にみどりの窓口に行った。

 窓口でサンダーバード特急券を見せて座席指定をしてほしいと言ったら、一度キャンセルしてとり直さなければならないので差額が1700円かかると言われた。わしも一度はそんなもんかなと思ったものの、乗車券も特急券も持っているんだから座席指定は普通数百円でできるはずじゃないかと、もう一度尋ねてみたんだな。すると窓口の女性が首を捻ってぶつぶつ言いながらもう一度計算し直して、当然のように260円ですと言うではないか。これには驚いたな。自分が間違えてよけいな金を請求するところだったんだから、申し訳ありませんでしたくらいは普通言うだろうに。たぶん新入社員だろうが、こんなことではこの田舎のJRはじり貧になるんじゃないかと心配になったよ。

しかし本当はどちらが正しいんだろうな。