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無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10633日

 今日は55回目になるマラソン大会があった。10201人が出走する、地方ではけっこう規模の大きいマラソン大会らしい。今回はあのK選手が招待されていたので、気になってスタートからずっとテレビで見ていたが、ゴールまで4kmの地点で、このままいくと、K選手が2時間9分台の好記録で帰ってくるということがわかると、わしもじっとしておれなくなった。そんな好記録で走る人を、テレビでは見た事あるが、実際に見た事が無い。幸い帰りのコースはうちの近所を通っていて、しかもゴールまで数百メートルの地点だからトップスピードになっているだろう。これはテレビなんか見ている時じゃないと大慌てで支度して、サンダル履きで自転車に飛び乗った。

 数年前にも、娘の勤務先の同僚が走るというので、見に行ったことがあるが、其の時よりも人出は多かったな。K選手効果だろう。道の脇に自転車を停めて5分程すると、先導車が、もうすぐ来るから歩道で応援するようにと言いながら通り過ぎて行った。スマホで写真を撮ろうと構えて待っていると、遠くの方で歓声が起こり、みるみる近づいてきた。夢中で3枚程シャッターを切ったが、スマホの液晶が暗いのか、質が悪いのかしらんが、画面が全く見えなかったが、なんとか1枚だけ撮れていた。

 おっと、こんな事をしに来たんではない、K選手を見に来たんだと気づいて、K選手をみると、一瞬ではあったが、テレビで見たあの顔が心なしか微笑んでいるようにも見えた。勝利と記録を確信していたんだろう、すごいスピードであっという間に通り過ぎていった。招待選手に大会新記録の2時間9分54秒で走られたら、今後地元選手が記録更新する事は、ほぼ不可能だろう。それにしても有名選手の有名選手たる所以はやはり期待を裏切らないということに尽きる。いくら優勝しても平凡な記録だったら、それほど話題にもならなかったんじゃなかろうかな。

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