武漢コロナの影響はいろんなところに出てきている。その一番大きな出来事は、戦後築き上げてきた世界秩序の崩壊ではないだろうか。
人類史上最強国家でもあるアメリカの今の状態を誰が予想しただろうか。しかし、アメリカはいったん決断すれば、アナーキストやコミュニストをいつまでも野放しにすることはないだろう。
大恐慌にも匹敵するような不況がすでにやってきているが、リードできる国はどこにもない。そんな中、遅れてきた帝国主義のチャイナは一見自信満々で、国内を強権で抑え込み、他国領土をかすめ取ろうと動いている。
この国は昔からロビー活動が得意で、戦前は我が国もしてやられた苦い経験がある。しかし今回はアメリカ議会ではあまり成功してないようだ。大日本帝国の轍を踏むつもりか。踏んでぶっとんでもらったほうが、世界平和には貢献するだろう。
また、一部勢力には都合のよい隠れ蓑として利用してきた、国連という組織の軋みも見逃せない。ここにもチャイナが影響しているようだ。組織に金を出すよりは個人に出す方が効率的なことは誰にでもわかるが、大っぴらにそれをしないのが暗黙のルールだったはずだ。
日本は覇権を求めているのはけしからん、中国は覇権は求めないなどと、昔、周恩来が吠えていたが、今はその力が無いから求めないが、力が付けば求めるよ、ということの裏返しだろうことは当時の高校生にでもわかっていた。
力を蓄え、今その時が来たと思ったんだろうが、それが正しい判断だったかどうか、近いうちに結論がでるだろう。
世の中、個人も組織も国家であってもすべて信用で成り立っている。もしそこで信用を失えば、すべてを失うことは自明の理だ。経済的に裕福であればそれほど意識されることも無いが、世界経済が収縮してみんな貧乏になればそうはいかない。その時信用の持つ価値が輝いてくる。
金も人も物も動かない、これからの時代はまさにそういう時代の到来であるともいえる。グローバリズムの終焉とナショナリズムの勃興だ。そこに欠かせないのが、その信用を担保する軍事力ではないだろうか。
小田原評定で日本は大丈夫か?