無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

2017-04-25から1日間の記事一覧

あと10561日

わしは昭和48年に船乗りになって、今ではほとんど見られなくなった、カルカッタ定期航路に機関士として乗船した。そして、外国の港では商売人が船までやて来るという事を初めて知った。時計売り、散髪屋、靴屋、洋服の仕立て屋、果ては売春婦までやってく…