無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10651日

 寒いが天気もいいので、今日は2ヶ月ぶりに動物園に写真を撮りに行く事にした。1500円で年間パスを購入してあるが、買う時に動物園の人に、 65歳以上なら入場料が100円になるので、年に15回以上来ないのなら、その都度入場券買う方がお得ですよと言われた。しかし、わしはきっぱりと「写真 を撮りに毎月2回は来るので、問題ありません。」と言い切ったんだな。ついでに駐車場の11回分が10回分の値段でで買えるという回数券セットも3000円だして買っておいた。これで準備万端整い、11月中に続けて2回来たんだが、始めてみるとやっぱり寒い。それにこの動物園は、地方にあるにしては結構規模が大きい方なんだが、より自然に近い形で写真を撮ろうとすると、人工物が多すぎて思うように撮れないという事がわかった。
 それで2ヶ月 間遠ざかっていたんだが、女房には「年間パスなんか買わんでよかったのに。」とちくちく言われるし、年も改まったので心機一転、もう一度始めて見る事にした。今までの2回は、とにかく檻の柵を消すことの練習がメインだったので、片っ端からすべての動物を撮って回ったが、その結果、ポシションが悪くて、どうやっても撮れない動物があるというのがわかって来た。そのおかげで素通りできる動物舎ができたので、少しは楽になった。また、今回は鳥インフルエンザの影響で、鳥のいるところはすべてネット覆われていて、全く写真は撮れなかったな。

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 帰りに、用事で娘の家に行っている女房を迎えに寄ったんだが、わしの格好を見て娘が「その格好で行ったん?」と言うんだな。去年の8月に作った遠近両用眼鏡がその原因のようだ。この眼鏡、ピカピカ光る金縁に UVカットレンズがついていて、外に出ると思った以上に色が濃くなるので、決して趣味がいいとはいえない代物らしい。わしは気に入っているんだがな。女房はパンダみたいだと言って笑っているが、知らない人がみると不気味に見えるようだ。家の中で見たら透明レンズなので、ずっと気が付かなかったんだが、そのことを知ってから、初対面の人と会うときは眼鏡をはずすようにしている。