先日千葉で飲酒運転のトラックに子供がひかれ死亡するという痛ましい事故があった。元気に出ていった子供が二度と帰ってこないという現実は、親にとっては耐えられないことだろう。酒をのんで運転してはいけないといういことは誰でも知っていることだが、それを守れないということは、人を殺してはいけないということを誰でも知っているが、それを守れないということと同じことだ。車はいつでも凶器になる。この自覚のない人に免許を与えてはいけない。
「大きい車どけてちょうだい」という題名で新聞に投稿された文章を読んだのはもう40年も前のことになる。投稿者は交通事故で小学一年生の子供を亡くされた方だった。読みながら涙があふれて止まらなかった。その後私自身定年まで毎日通勤に車を使ってきたが、この言葉は常に頭の片隅にあった。ネットで検索すると全文を読むことができるので、多くの方に読んでもらいたい。