無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと10675日

平成29年元旦

 夜中2時ころ、新年初めての祝詞をあげてから寝たので、9時迄寝てしまった。長男二男の家族計7人が狭いところに泊まっているので、朝起きてゆっくり祝詞をあげることは不可能な状態だ。起きてすぐに国旗を掲揚し、1人で唱歌「一月一日」を小声で歌った。夜は長女一家4人と女房の母親もきて14人でカニを食べた。我が家では、わしのおふくろの最後となった、平成17年の正月に初めてカニを食べてから、正月にはみんなでカニを食べることが恒例になった。あのときおふくろが、これはおいしいといってたくさん食べたので、来年からはカニにしようと決めたんだが、おふくろはその年の11月に死んでしまった。カニを食べるたびにいつも思い出す。

 夜は長男と二男が久し振りに一緒に映画「スターウォーズ」を見に行った。兄弟で行動することもめったにないので、楽しかったようだ。

平穏な元旦だった。