無駄に生きるとはどういうことか

うちの一族はがんで死ななければ94まで生きると、叔父の葬儀の日に叔母にいわれた。聞いてみると確かにわしの親父他何人も94で死んでいる。そこでわしも94の誕生日に死ぬと決めて、それまでの日数をあと何日と逆算し、切りのいい64で仕事も辞め、死への準備にかかった。その日々をブログに書いている。

あと8427日 驚きの健診結果

1月に受けた健康診断の結果が先週郵送されてきた。国保の特定検診で大した項目はないが、無料なので毎年受けている、というより女房に行かされるといったほうが正しいのかもしれない。病院に行かないので当然かかりつけ医もいない。せめて健診で年に一度くらいは血液検査をしとけということだ。

毎年LDLとヘモグロビンA1c、腹囲で引っかかるので、検査前の一カ月ほどは糖分を控えるようにしている。LDLが多少高いのと腹囲は仕方がないが、それでも悪いと指摘されるといい気持ちはしない。これも検査をしなければ気に掛けることもないんだが。

今回送られてきた結果をみて驚いた。LDLと腹囲は正常値でA判定、ヘモグロビンA1cもほぼ正常値B判定で、ほかの項目はAだからほぼ完ぺきだった。数値からみると十代の頃に還っているようだ。これはやはり去年の元日から始めた山登りの効果といえるだろう。

64歳から始めた室内歩行一日7000歩を6年実行しても何も変わらなかったが、月15回ほど海抜200mの山登りをするだけでこれだけの変化があるということは、ただ平地をすたすたと歩くだけではたいして意味がないということになるのかもしれない。

近所の低山に登るだけで成人病予防や治療法として効果があるなら、薬局も病院もいらない安上がり健康法だ。金をかけてジムへ行く必要もないし、わざわざ早起きして暗いうちから散歩しなくていい。それに時々膝が痛かったのも治った。今のところいいことずくめだ。

また、往復90分の間誰とも会わずに、浮かんでは消えていく雑念を意識することなく、歩くことだけに専念できる時間を持てることは幸せなことで、家から10分のところにこれだけの環境があることに感謝している。ただ、イノシシだけには会いたくないので、イノシシ除けのおまじないとして古い歌謡曲を流しているが、少しは効き目があるのかどうか。