先日ネット上で南部煎餅に関する記事を読む機会があった。最初に南部煎餅という名前を知ったのはかれこれ50年以上も前のことで、確か昭和40年代半ばくらいだったと思う。大学生だった兄が夏休みに東北北海道を旅行した時の土産がこの南部煎餅だった。量…
7月8日に遊説中の安倍元総理が暗殺された。このことが日本の将来にどれほどの影響を与えるのかと考えると、馬鹿なことをしてくれたという怒りだけで済む問題ではない。7月8日迄なら、たとえどこかの国と外交問題が起きたとしても、或いは自民党がおかし…
10年以上前に古本で購入したが、興味のある部分しか読んでなかった中村粲著「大東亜戦争への道」を一気に通読した。ハードカバーで650頁だからかなりの大作と言えよう。やはりこういう本は一気に読まないと、それぞれが断片的な知識となって結びつかな…
この間80歳の独居高齢者Nさんのお宅を訪問した時に、いつの時代が一番良かったかと言う話になった。その時Nさんは、「店に行けば何でもあるし、交通機関も発達して便利な世の中になったけど・・・・今と比べると昔はお金も物も無かったけど、毎日がにぎや…
私が子供の頃には、春になると集団就職列車で都会に向かう中学生が話題になっていた。それら少年が地方から都会へと集まり、高度経済成長の礎となった。少年だけではない。都会の大学に入学した者もそのほとんどは都会の企業に就職して地方に帰って来ること…
国際条約で決まったものではないにしても、領海3カイリという考え方は砲弾の着弾距離から導き出されたものだそうだ。3カイリ或いは12カイリでも同じことだが、敵国軍艦がやって来て領海すれすれを遊弋しながら大砲を撃つ、砲台がそれに反撃する。金剛比…
今日は久しぶりの雨で、窓から見える城山も霞んでいる。その姿は昔と変わらないが、窓から見える景色は子供の頃とは随分変わってしまった。第一に平屋の家が無くなり、全部2階建て以上になって見通しが悪くなった。うちの家は2階建てだったから、2階に上…
自分の周りの状況は、昨日も今日も何も変わってないのに、気持ち次第でそれが明るくなったり暗くなったり、優しくなったり厳しくなったり、様々に変化するということはよくあることだ。私も毎日を淡々と過ごしているつもりでいても、感情の起伏は常に感じて…
先日、山でマダニに咬まれてしまった。長ズボンに長袖の服、足には脚絆を巻いて、露出する部分は全く無かったはずだがどこから入ってきたのか、起床時にふくらはぎに頭を突っ込んで5倍ほどに膨らんだ状態で発見した。血を吸いながら麻酔に似た物質を出すた…
今のウクライナの状況を見ていると、相互確証破壊という考え方の正しさが改めて証明されたような気がする。ウクライナに核を残しておけばロシアは絶対に侵略しなかったはずだ。特に今回の場合、国連の常任理事国がためらうことなく核で恫喝しているのだから…
3月のこと、8年前からこの丘陵を歩き回っているという人に、いろいろ話を伺う機会があった。イノシシやマムシも以前は出ていたが、ここ数年イノシシは見てないし、マムシも去年1匹殺しただけだということだった。竹林を歩くと、タケノコを狙ってイノシシ…
日本では今日も平穏な日々が続いている。朝の話題と言えば「今日は曇っているので山登りはやめておこう」などというくだらない話しかない。平和な日本に生まれて70年が過ぎ、漠然と今の平和が永遠に続くと考えている平和に慣れ切った一人の日本人となって…
今年の元旦から近所の山に登り始めて3か月が過ぎた。寒い間は良かったが、少し暖かくなってくると顔や耳の周りでブンブンと虫が飛び回るようになった。耳の周りや首のあたりに寄ってくる虫に対しては、帽子からタオルを垂らすこと防ぐことができたが、目や…
多くの日本人は幸か不幸か、一生の間に宗教の問題について深く考える機会を持つことはほとんどないはずだ。一応仏教徒としてどこかの寺の檀家になってはいるが、親が死ぬとかして喪主として葬式をするまでそれを意識することはない。仏教以外にも様々な新興…
生きているうちにヨーロッパで侵略戦争が勃発するとは、ついこの間まで考えたことも無かった。まさか常任理事国が大軍を動かして隣国と全面戦争始めるとは。人生何があるかわからないものだが、太平の眠りを覚まされたと感じている人も多いのではないだろう…
石原慎太郎氏が生前、人は死んだら無になるのいではないだろうかと話していたことがあったらしい。これを聞いて、この話が本当ならこの人は靖国神社に何をしに行っていたのだろうと疑問に思ったものだった。人の考え方や感じ方はその日その日のコンディショ…
全てが可視化され、一瞬して情報が世界を駆け巡る今の時代に、ヨーロッパの主要国でで侵略戦争が始まるとは多くの人が考えてなかったのではないだろうか。ロシアによる侵略は、ゲリラとの戦闘やクーデターの類ではない。正規軍が侵略目的で他国に侵入し、そ…
すでに人生の最終コーナーを回った身としては、来し方行く末いろいろ考えることはあっても、若い頃のように突き詰めて考えることはしなくなった。考えても仕方がないと言ってしまえば身もふたもないが、いくらあがいたところで明日か、或いは10年後かしら…
どうやら北京でオリンピックが始まっているようだが、これほど興味のないオリンピックは生まれて初めてだ。そもそもオリンピックをやる資格がないとか、ウィグル問題とか、ベルリン大会の再来とか、うさんくさい話が付いて回っている大会だが、近代オリンピ…
元日から始めた山登りは、雨が降らない限り毎日続いている。実際に始めるまでは、本当にできるかどうか心配だったが、やってみると実に楽しい。なぜ今までこれをやらなかったのかと後悔している。 今日も12時半に家を出て、千秋寺山~天神山~山越側に迷い…
ここ数日huluで「Uボート」を見ている。全部見たら300分ほどかかる。手元にあるDVD「Uボートディレクターズカット」デジタルリマスター版が209分だから、それでカットされたシーンが100分ほど余分に見ることができるということになる。これはおおいに期待で…
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 大晦日の零時を回ってから新年の祝詞をあげて今年も始まった。そこまでは良かったんだが、なんと去年に続いて今年も元旦の国旗掲揚を忘れてしまった。 さて今年は、去年の年末に気が付いた肉…
今年も残すところあと1日、人生残すところあと24年となった。たとえ24年あるとしても、今のままの状態で24年間を過ごせるほど甘くはない。気力体力がいつまで続くか、だんだんと自信が無くなってきたのも事実だ。 従容として死を迎えるということは、…
今週月曜日に宮崎正弘著「歩いてみて解けた古事記の謎」という電子書籍を購入して、ゆっくり読んでいる。この著者の本は他にも数冊持っているが、テンポのいい読みやすい文体で書かれていて面白い。 スサノオ、大国主命、神武天皇、崇神天皇、ヤマトタケル、…
ミッドウェー海戦における索敵ミスについては、戦後多くの書物で侃々諤々の議論が行われてきて、すでに出尽くしたと思っていたが、先日利根の航海士による天測ミスという説があるということを初めて知った。偵察員に知らせた艦隊位置が北へ大きくずれていた…
自らを国技と称する大相撲は本当に日本国民に人気があるのだろうか。NHKですべての場所を実況中継していることにより、なんとなく浸透しているように感じるかもしれないが、昔からのコアの相撲ファンというのはかなり減少しているような気がしている。このこ…
この手の本はもう読むまいと決めていたんだが、息子にもらったアマゾンギフトが残っていたのでついつい神立尚樹著「戦士たちの遺言」を購入してしまった。今まで数十年の間に所謂戦記物というジャンルの書籍をどれだけ読んできたがわからないが、語り部の語…
今では死は意識の中だけでなく、すでに肉体的な衰えの中にも感じられるようになってきた。果たしてこの70年を貴重な時間として有効に活用できたのかと自問するとき、すべてを肯定することには躊躇いがあるにしても、少なくとも後悔することは無い。結婚し…
先月、オリンピックが終わった頃のことだが、夜作業をしていると胃から熱いものがこみあげてきて、耳の奥や喉、背中や胸が痛くなった。何年も前から時たま経験していたので、おそらく胃酸が逆流してきたのに違いないと素人判断して、家にあったランソプラゾ…
今回の自民党総裁選挙だが、河野太郎には心底がっかりした。女系天皇結構、靖国参拝や元号なんかくそくらえ、戸籍いらない、移民賛成、原発ゼロ、従軍慰安婦、親子二代のすがすがしいほどの無知、売国にはかえって潔さを感じていたんだが、総理大臣の椅子が…